はじめてのスポットバイトガイド
はじめに
私はバックパッカー、元バイカーとして以下のような環境を経験している。
- 2週間近く連続の海外旅行、または帰宅なしの当直行脚
- テント、ネットカフェをメインとした東北、北海道バイク周遊
- 空港泊2連(床直寝含む)
- カーテンさえないプライバシーゼロのドミトリー8人部屋
- 川直結と思われるシャワー室に開いた穴(トイレ)のある1泊700円ホテル
おそらく平均的な医師よりも衛生面の許容度は広い。本記事ではそれを前提として、当直における病院設備について紹介する。
病院インフラの評価基準
以下の3段階で評価する。
- A:すべての病院にある
- B:ほとんどの病院にある
- C:一部の病院にある
(※特定の病院について述べたのではなく、あくまで20以上の病院を渡り歩いたうえでの総体としての評価)
当直室:B

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医局内にベッドが置かれているだけの場合もある。
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当直室、医局のいずれの場合でも、私が過去に勤務した病院ではいちおうすべて鍵は付いていた。
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真偽は不明だが、過去に上級医から「鍵がない当直室でふと目覚めると、目の前に患者さんが立っていたことがある」という話を聞いたことはある。仮に鍵がない場合、何かしらの対応をしておくといいだろう。
清潔なベッド:B

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基本的には問題ないが、たまに妙に湿っていたり生乾きの匂いがすることもある。
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また、日曜当直などの場合、手違いのせいなのか清掃がされておらず、前日の当直医が使ったベッドで寝ることもあるため、気にする人は要注意。
電気・水道・トイレ・冷暖房:A

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病院全体には当然ある
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水回りに関しては当直室内になく外部のみ(患者さんと共用)という場合もある。
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当直室内では冷暖房ボタンはあっても操作方法が不明だったり効きが悪いこともある。
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極寒・灼熱だとほかの医師も眠れないため、効きが悪い場合でも扇風機や電気毛布など代替手段がたいていは用意されている。
食事(検食):B

- 私が勤務した先ではすべてあったが、求人を見ていると「検食なし、有料で食事提供」という病院もあるようだ。募集要項に書いていたりするので要チェック。
飲用水・カップ麺などの軽食・お菓子:B

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ウォーターサーバーやペットボトルの水、院内自動販売機はたいていあるが、検食についてくる飲み物しか見当たらないこともあった。ひょっとしたら聞けばどこかにあったのかもしれない。
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なぜか不健康なものが当直室などに常備されていることが多い。有料の場合もあり。

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シャワー:B
- シャワー自体はすべての病院にあるためAとしたいところだが、使うことを躊躇する病院もちょこちょこ存在する。
以下のような病院を経験した。
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浴槽が半ば崩壊し、内部の断熱材らしきものが露出している
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職員用のシャワーが存在せず、病棟の患者用のものと共用。脱衣所がなく衝立だけ
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汚水やカビの匂いがする
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シャンプー・ボディーソープなど:B
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ほとんど置いてありはする(無い場合もある)が、ボトルが見るからに古くなっていて使うのを躊躇することもある。
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清潔なボトルがあっても、髪の毛がキシキシになるような安価なものも多いため持参を推奨。
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タオル・ドライヤー:B
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タオルはほぼあるが、見当たらなかった病院もあった(単に補充を忘れていただけの可能性もある)。
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タオルから強烈な生乾きの匂いがして実質使えないことも。
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ドライヤーもほぼあるが、出力がかなり弱いことがあり、髪の長い人などでは不十分かもしれない。
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デスク:B

- リビング用の低めのテーブルだけだったり、デスク上に物が色々あり、PC作業が実質できそうにないこともたまにある。
Wi-Fi:B

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ほぼ全ての病院にあるが、医局では通じるのに当直室には通じないという病院もある。
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スマホやタブレットのテザリング機能があると安心。
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病院によってはVPNをつなげると接続不可となる場合もある。いちいち設定するのも面倒なので、私は基本的にタブレットのテザリングで対応している。
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病院インフラの傾向とまとめ
一般的な傾向として、地方のアクセスが悪い病院(環境を整えてもなかなか医師が来てくれない病院)や、規模が大きい病院のほうがインフラは整っている傾向にある。
地方のアクセスの悪い病院 > アクセスのいい大きな病院(新幹線沿線など) > アクセスのいい小さな病院
アクセスがいい場所にある小さな病院の寝当直で、給与などの条件も悪くないのに、なぜか求人が残っている場合は、何か理由があるのかもしれない。
慣れていないと衝撃を受ける可能性があるため、特にキレイ好きの人は1泊だけの勤務などで様子を見たほうがいいだろう。
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