このブログの作成を含め、私はあらゆる場面でAIを活用している。最近ではAIの使用は一般的だが、具体的にどう使っているかの実例の1つとして紹介しておく。
AIに対する基本的なスタンス
私がAIに対して抱いている印象は、「曖昧な依頼をこなす、30〜80%の精度の雑用係」だ。
既存のプログラムは、定義された定型作業を100%の正確さで遂行する。対してAIは、人間が投げる「ふわっとした指示」をそれなりの形にしてくれる。ただし、以下の3点には注意が必要。
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ハルシネーション(もっともらしい嘘)の存在 情報の正確性を担保しなければならない場面での検索に、AIは向かない。特に医学分野においては、最初からガイドラインや信頼できる参考書を紐解くほうが圧倒的に速く、かつ安全だ。
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分野による精度の乖離 AIはネット上の情報の集合体だ(と私は認識している)。プログラミングのような正解が明確な分野では、ある程度信用できるが、賃貸物件についてなど(どのメーカーの家がいいのか?)主観的な議論が混じる分野では、ノイズが非常に多いと感じる。
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「取捨選択」の能力が必須 AIの出力には常に間違いが含まれる可能性がある。それを見抜けるだけの基礎知識がこちら側に備わっていることが、活用の大前提となる。
具体的な活用シーン
日々の業務や執筆において、私は主に以下の用途でAIを使っている。
1. 致命傷にならない程度のQ&A
「近くのレストラン」や「特定用語の概要」など、仮に回答が間違っていても実害がなく、自分でゼロから検索するのが面倒な事柄に使う。
2. tool・ネットワーク環境の構築
ソフトウェアの設定やネットワーク機器の接続など、tool系のトラブルシューティングには強い。このブログの構築自体、AIのサポートがなければ完成しなかった。嘘をつくメリットが薄い技術的なQAは、数回ラリーを繰り返せば正解にたどり着くことが多い。
3. プログラミングの補助
ある程度自分でロジックを理解していれば、コードの修正や提案をさせるのに非常に有用だ。ただし、AIは平気で深刻なミスを提案することもある。100%の精度が求められる世界だからこそ、出力されたコードの良し悪しを判断する能力は必要。
4. 執筆・メール作成の効率化
0から1を作るのは困難だが、「自分の下書き(プロット)を清書させる」という使い方は効率を大きく上げる。このブログも、私が書いた粗い下書きをAIに整形させている。形式を気にせず考えたままに書けるため、執筆スピードは数倍に跳ね上がっている。ただし、AI特有の「鼻につく表現」や「冗長な言い回し」は必ず発生するため、最終的には自分の目で精査し、微調整を加えるプロセスが必要。
5. リスクヘッジの漏れ確認
税金や社会保険制度など、自身の理解が正しいかどうかの「答え合わせ」に使う。 「自分のプランに制度上の見落としはないか」「このリスクヘッジは成立しているか」といった、思考の壁打ち相手として優秀。もちろん、ここでも基礎知識があることが前提となる。
6. ビジュアルの生成
ブログ用の画像生成にも活用している。フリー素材サイトを回遊して著作権に神経を尖らせるよりも、AIで生成するほうが速い。多少の違和感があっても、ブログのアイキャッチ程度であれば問題はない。
なぜ「Gemini」を選ぶのか
現在、ChatGPT、Claude、Perplextoolyなど多くのサービスがあるが、私はGeminiを使っている。
理由は以下。
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性能の均衡 モデル間の性能差は、少なくとも私の使用下では現状「誤差」の範囲に感じる。どこかのモデルが頭一つ抜けたとしても、他社がすぐに追随する。ならば、生活基盤に近いものを選ぶのがよいと思う。
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コストパフォーマンスと付加価値 Geminiの有料プランには、Google Drive 2TBの容量が付属している。さらにファミリーグループを作成すれば、最大5人まで家族や仕事用などの副アカウントでこの容量と機能を共有できる。
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実質価格を抑えるスキーム Googleの支払いはGoogle Playギフトコードで決済可能。Yahoo!ショッピング等でポイント還元やクーポンを組み合わせて購入すれば、実質的な月額費用を10%くらいは抑えることができる。
今後の予定
AIは「道具」であり、うまく使えば時短に大きく寄与する。今回は私のスタンスをまとめたが、気が向けば幾つか記事を追加で書いていきたいと思う。
付録
実例として、この記事の「元の台本(私のメモ)」と、「AIが最初に出力した修正前の文章」をそのまま掲載しておく。
1. 私が用意した台本(プロット)
AIに対するスタンス
このブログの作成にもAIを多いに活用してるし、日常生活でも多く使っている 一般でも最近では使ってるのも普通という感じで、私が具体的にどう使っているか、私の考えに需要もいくらかあるんじゃないかと思って記載しておく
私のAIに対する印象
・つまらない作業を代わりにやってくれる雑用→既存のプログラムでできた完全な定型作業を100%正確でやってくれる代わりに、ふわっとした作業を30ー80%の精度でやってくれる
・ハルシネーション(嘘を本当っぽく言う)が必ずあるため重要なことの検索には使えない→情報の正確性を確かめる必要があるなら最初から自分で調べる。医学ならガイドラインなり参考書を見たほうが早い
・分野によって正確性が異なる→世の中の情報の集合体なので、プログラミングとか正確な情報が多い分野では比較的正確で、賃貸物件についての討論なんかではノイズが多く混ざっている印象。どの分野なのかを注意する必要
どんなことに使ってるか?
・ある程度どうでもいい質問→近くのレストランとか、○○について概要とか。間違ってても致命的でないし自分で調べること自体が面倒なこと
・ソフトウェアの設定やネットワーク機器の接続などtool系の質問→嘘の情報を誰かが書く意義に乏しく、ネット上にQAなどもある。何度か質問すればうまくいくことが多い。このサイトの構築もおそらくできなかった
・自分がある程度理解しているプログラミングの修正→ある程度理解していること前提に思う。いい感じの提案をしてくれることもあるが、普通に嘘も言うことがあり、100%の精度を求められるプログラミングにおいては、取捨選択できる能力は必要
・メールやブログ記事の補助→0から作らせるのは無理だが、自分が台本を書いて、それをいい感じの形に整えさせることはできる。このブログは本文文字数とどうていど下書きを書いてるが形式に気を使う必要がないので普通に各数倍で執筆できてると思う(メールの返信とかにAI使ってる人なら理解しやすいかも)。またAIが出力する文章は読んでいて微妙に感じる上限もままあるので、それらは自分でちゃんと読んでちょこちょこ直す必要はある
・税金や社会保険などについて→基礎知識があること前提。自分が考えた税制度や社会保険制度の理解があっているか、ちゃんと自分のプランはリスクヘッジできているかの漏れ確認
・ブログ用の画像生成→フリー画像サイトから探してくるのも著作権も面倒なので。多少変でも問題ないので。
・レポートやスライドの生成にもたぶん使えるが、私はその義務自体がないので使っていない
どのAIサービスがいいのか →Geminiでいいと思う
理由
・GPTやGeminiとかPerplextoolyとか色々あるが一定ラインを超えてたら正直誤差だし、どっかが先によくなっても、どうせ頑張って追いつこうとするはず
・だったら継続的に安そうなとこを使うのがいい
・Geminiの有料プランはGoogle Ai proだが、Google Drive 2TBがついており、ファミリーグループを作ることで最大5人まで家族や自身の副アカウントで共有できる
・Googleの支払いにはGoogle playギフトコードが使えるが、ヤフーショッピングなどで変えばポイントが付くうえクーポンもちょこちょこ配布してるので10%引きぐらいで買える
今後の予定 気が向けばGeminiで使ってる設定とか書くかも
2. AIによる初稿(修正前)
使用モデル
Gemini 3(思考モード)
カスタムGemの設定(システムプロンプト)
「あなたは編集者です。 私が書いた医師向けブログの下書き(コピペして渡します)をキレイに整えて出力してください。 主語は私。 患者は患者さん。 文体は「です」「ます」の敬体でなく「だ」や体言止めの常体で。 Obsidianに書くのでマークダウン形式でお願いします。」
私のAI活用術:30〜80%の精度を使いこなす「思考の補助」
このブログの作成を含め、私は日常生活のあらゆる場面でAIを多用している。最近では一般層への普及も進んでいるが、一人の実務家として、具体的にどのようにAIと向き合い、活用しているのか。そのスタンスを整理しておくことには一定の意義があるだろう。
AIに対する基本的なスタンス
私がAIに対して抱いている印象は、一言で言えば**「曖昧な依頼をこなす、30〜80%の精度の雑用係」**だ。
既存のプログラムは、定義された定型作業を100%の正確さで遂行する。対してAIは、人間が投げる「ふわっとした指示」をそれなりの形にしてくれる。ただし、以下の3点には注意が必要だ。
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ハルシネーション(もっともらしい嘘)の存在 情報の正確性を担保しなければならない場面での検索には、AIは向かない。特に医学分野においては、最初からガイドラインや信頼できる参考書を紐解くほうが圧倒的に速く、かつ安全だ。
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分野による精度の乖離 AIはネット上の情報の集合体だ。プログラミングのような正解が明確な分野では極めて高い精度を誇るが、賃貸物件の口コミや主観的な議論が混じる分野では、ノイズが非常に多くなる。
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「取捨選択」の能力が必須 AIの出力には常に間違いが含まれる可能性がある。それを見抜けるだけの基礎知識がこちら側に備わっていることが、活用の大前提となる。
具体的な活用シーン
日々の業務や執筆において、私は主に以下の用途でAIを走らせている。
1. 致命傷にならない程度のQ&A
「近くのレストラン」や「特定用語の概要」など、仮に回答が間違っていても実害がなく、自分でゼロから検索するのが面倒な事柄に使う。タイパ重視の活用法だ。
2. tool・ネットワーク環境の構築
ソフトウェアの設定やネットワーク機器の接続など、tool系のトラブルシューティングには強い。このブログの構築自体、AIのサポートがなければ完成しなかっただろう。嘘をつくメリットが薄い技術的なQAは、数回ラリーを繰り返せば正解に辿り着くことが多い。
3. プログラミングの補助
ある程度ロジックを理解している言語であれば、コードの修正や提案をさせるのに非常に有用だ。ただし、AIは平気で存在しないライブラリを提案することもある。100%の精度が求められる世界だからこそ、出力されたコードの良し悪しを判断する「審美眼」は欠かせない。
4. 執筆・メール作成の効率化
0から1を作るのではなく、**「自分の下書き(プロット)を清書させる」**という使い方が最も効率的だ。 このブログも、私が書いた粗い下書きをAIに整形させている。形式に固執せず、思考の断片を投げ込むだけで済むため、執筆スピードは数倍に跳ね上がる。ただし、AI特有の「鼻につく表現」や「冗長な言い回し」は必ず発生するため、最終的には自分の目で精査し、微調整を加えるプロセスを挟んでいる。
5. リスクヘッジの漏れ確認
税金や社会保険制度など、自身の理解が正しいかどうかの「答え合わせ」に使う。 「自分のプランに制度上の見落としはないか」「このリスクヘッジは成立しているか」といった、思考の壁打ち相手として優秀だ。もちろん、ここでも基礎知識があることが前提となる。
6. ビジュアルの生成
ブログ用の画像生成にも活用している。フリー素材サイトを回遊して著作権に神経を尖らせるよりも、AIで生成するほうが速い。多少の違和感があっても、ブログのアイキャッチ程度であれば問題はない。
なぜ「Gemini」を選ぶのか
現在、ChatGPT(GPT-4o)、Claude、Perplextoolyなど多種多様なサービスがあるが、私はGeminiをメインに据えている。
理由は極めて現実的だ。
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性能の均衡 モデル間の性能差は現状「誤差」の範囲だ。どこかのモデルが頭一つ抜けたとしても、他社がすぐに追随する。ならば、生活基盤に近いものを選ぶのが合理的だ。
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コストパフォーマンスと付加価値 Geminiの有料プラン(Google One AIプレミアム)には、Google Drive 2TBの容量が付属している。さらにファミリーグループを作成すれば、最大5人までこの容量と機能を共有できる。家族や副アカウントで共有できるメリットは大きい。
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実質価格を抑えるスキーム Googleの支払いはGoogle Playギフトコードで決済可能だ。Yahoo!ショッピング等でポイント還元やクーポン(10%オフ等)を組み合わせて購入すれば、実質的な月額費用をさらに抑えることができる。
今後の予定
AIは「道具」であり、使い手次第で武器にもなり、時間の浪費にもなる。今回は私のスタンスをまとめたが、気が向けば具体的なGeminiの設定やプロンプトの工夫についても触れていきたいと思う。