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インドアの娯楽については以前まとめた。本記事では、思想・哲学に関するおすすめの書籍を具体的に紹介していく。
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なんか怪しい話ではないか?

怪しい話ではないと私は思っているが、あくまで私の主観であるため、やや遠くから眺めるようなスタンスで読んでほしい。
また、本記事は思想や宗教といったセンシティブな話題を含む。不快に感じる場合はブラウザバックを推奨する。
なぜ思想の話をするのか?

死んだらどうなるのか、意識とは何か。突き詰めれば理論的に答えが出せない「主観的な領域」が存在し、それを扱うのは主に宗教や哲学だ。この領域を紹介する理由は大きく2つある。
単純に面白い
宗教や思想というものは、世界において金融市場にも匹敵、あるいは凌駕するほどの巨大なコンテンツだ。
私の人生の目的は「幸福度の最大化」であり、さまざまなイベントを取りこぼさずに経験したいと考えている。これほど巨大なジャンルをスルーしてしまうのはもったいないし、ハマることができれば幸福度も上がるかもと思い、私は手を出すことにした。結果として、紹介に足りるだけ面白い領域だと感じている。
リスクヘッジになる
実際に思想領域に触れてみた結果として、この領域について知っておくことは「リスクヘッジ」になると感じている。
死後の世界なんて誰も知らないし、脳を覗いても文字は書いていない。では、この主観的な部分をどう考えるか。何も考えないことは、投資において「日本円に全ツッパしている」のと同じだ。
自分や大事な人が病に倒れるなど、どうにもならない状況に陥った時、ふわっとした考えしか持ってないのと、主軸となる考えを持っている場合では、悪意のあるもへの防御力に大きな差が出ると考えている。
宗教にも哲学にもハマれなかった

大学生当時の私は、前述の好奇心からまずは宗教について調べてみた。様々な宗教の基礎本や経典を読みあさってみたのだが、結果として当時の私の主観においてはいまいちピンと来なかった。
(※あくまで私には合わなかったという主観的な意見だ。メジャーな宗教の基礎本を読み漁ること自体には意味があるし、それでピンとくれば素晴らしい。少なくとも、一部の新興宗教のような危険は少ないと思われる)
宗教が合わなかったので、次に古典的な「哲学」を調べてみた。しかしこちらもピンと来なかった。大昔の哲学者の想像の産物(エーテルなどよく分からない概念)を解説している基礎本ばかりで、正直落胆してしまった。
たまたま出会えた科学的アプローチ

主観的な領域を考えること自体、自分には向いていないのかもしれない。そう思っていた時にブックオフでたまたま出会い、ハマることができたのが、戸田山和久氏の『哲学入門』である。本記事ではその領域における、おすすめの書籍を紹介する。
大前提として、私は哲学専攻でも脳神経科学の専門家でもないただの素人だ。真理の探究そのものには特に興味はなく、あくまで主観的な領域における「ピンとくる考え」として採用しているに過ぎない。
だから、あまり構えることなく、単なる「おすすめの読書本の紹介」として読んでみてほしい。私のように宗教にピンと来ず、古典的な哲学にも挫折した人で、私の他記事を読んで考え方が似ていると思う人なら、ひょっとしたら楽しめるかもしれない。
おすすめの書籍

戸田山和久『哲学入門』
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概要: 科学の知見をもとに構成された哲学を、一般人でもわかるように解説している本。
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読み方のコツ: 目次と序文を読んで面白そうと感じたらたぶん向いている。「意味」や「機能」など抽象的な話から始まるので、とっつきづらいと思ったら後半の「道徳」あたりから入ると読みやすいかもしれない。
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所感: 巻末に多くの書籍が紹介されており、そこから面白そうな本を順に読んでいけばだいぶ飽きないはずだ。
ダニエル・C・デネット『自由は進化する』
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概要: 物理的なものから如何にして自由意志が生まれるかなどを詳述した本。
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読み方のコツ: 全体的にややとっ散らかっていて読みづらいかもしれないので、訳者解説あたりから読むといい。
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所感: 哲学的に正しいかどうかは不明だが、私はある程度は納得した。興味が湧けばほかのデネットの著書も読んでみるといい。これまで電子版は英語しかなかったが2025年に日本語版も出たため入手しやすい。
リチャード・ドーキンス『進化とは何か』
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概要: 『利己的な遺伝子』はやや堅苦しいが、こちらは同著者による講義をもとにしたもので非常に読みやすい。
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読み方のコツ: 遺伝子に関する説明は既知の部分が多いと思うので、適宜読み飛ばしを推奨する。
金井良太『脳に刻まれたモラルの起源』
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概要: デネットの主張ではやや弱く感じた、道徳や倫理などの「人間同士での関係」の部分を補う一冊。
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所感: 善悪や信頼などを実験を通してまとめてくれており、非常に参考になる。

トマス・ネーゲル『コウモリであるとはどのようなことか』
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概要: デネットの主張に対する代表的な反論。
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所感: 確かに主観的な部分の存在については一理あるような気もするが、非物理的なものがどのように物理的な世界に影響を及ぼしているか納得できなかった。とはいえ、「デネットの主張が絶対ではない」という視点を得るために推奨する。

ブライアン・グリーン『時間の終わりまで』
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概要: 物理学的観点から、果てしない時間の果てに意識が消滅し、宇宙が冷えていくまでを描く。
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読み方のコツ: 非常に長いため、つまみ読みを強く推奨する。序盤は哲学書と内容が重なるため、後半から読んでもいいと思う。
まとめ

紹介している本の概要から分かるように、私は「物理的に説明しているもの」にピンと来て、「ふわっとしたもの」にはピンと来づらいらしい。似たような性格の人も、紹介した書籍を読んでみると面白く感じるかもしれない。
難点として、これらの本を読むと「虚無主義(ニヒリズム)」に陥るリスクはある。私としては、逆説的に「死ぬ瞬間までの幸福の最大化」を人生の目的に設定することでバランスをとっている。
その点に関しては、書籍『DIE WITH ZERO』や、穂高氏(三菱サラリーマン)のブログなどが参考になるかもしれない。今後、私なりの記事も適宜追加していく予定。