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本記事では、投資とどう向き合い、どこへ資金を向けるべきか、以下の流れで私の考えを述べていく。
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金融資産と人的資本は両輪である
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投資は仕事か、趣味か?
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とはいえ、投資からは逃れられない
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目標額を決める
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必要額を下げる(時間を意識した節約)
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注意:よく分かっていないなら不動産には手を出すな
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具体的な投資先
1. 金融資産と人的資本は両輪である

金融資産と人的資本は両輪だ。 事故や病気で人的資本が毀損された時は、すでにある資産や保険金が大きな味方となる。逆に金融資産が破壊された時には、人的資本が頼りの綱となる。
ここでいう金融資産の破壊とは、リーマンショックなどの単なる市場の下落ではない。歴史におけるより破滅的なショックのことだ。
日本であれば世界大戦、ロシアであれば革命。事実、1900年当時の世界10大国のうち7ヶ国では、少なくとも1度は富が全て消滅している。
過去100年のアメリカ株式市場のリターンは平均年7%だったというが、それは現在の勝者であるアメリカだけを抽出した生存者バイアスに過ぎない。もしこれから50年以上生きるのなら、何が起こるか分からないと思っておくべきだ。
2. 投資は仕事か、趣味か?

もしチャートや財務諸表を見るのが仕事だったり、あるいは心から楽しくて休みの日は欠かさずやっているというなら止めない。だが、そうでないなら時間の無駄なのでやめるべきだ。
取引の相手は誰か?:取引には必ず相手がいる。自分が買ったとき、相手は売っている。なぜ自分が「買い」だと思った時に、相手は「売り」と判断したのか?相手が愚かだと思うのは非常に危険だ。
市場、特に米国株市場などの巨大なフィールドには多くの巨人がいる。
- ハーバードなどを卒業した優秀な人々が数百人も協力してスーパーコンピュータを使うグループ
- 数学者を大量に抱えたファンド
- 何百兆円もの資産を抱えたファンド
10兆円の運用資産があれば、1%の超過利益は1000億円を意味する。彼らは分析に何十、何百億円かけても問題ないし、朝から晩まで真剣に投資について考え続けている。片手間でやって、なぜ勝てると思うのか?
私たちはそれができるほどの歴史的な大天才なのか? そうでない可能性が圧倒的に高い。仮に現在利益が出ていても、それは市場全体の上昇か偶然に過ぎない。
もちろん、市場は完全に効率的ではない。ごく短時間の揺らぎや、規模が小さすぎて大きなプレーヤーが介入しない企業に集中すれば、市場に勝てる可能性はある。
ただ、そのためにかけている私たちの時間は有限だ。仮にものすごく優秀で安定して1%の超過利益を出せたとして、総資産が1億円であればせいぜい100万円。それはかけた時間に見合うだろうか?単に医師として働いた方が効率がよくないだろうか?
3. とはいえ、投資からは逃れられない

普通に給与をもらい何もしていなかったら、それは「日本円」に全資産をかけていることになる。 全財産をビットコインにするよりリスクは低いが、単一通貨に全賭けしている点では同じだ(詳細は様々なところで言われているため割愛する)。
ありきたりな結論になるが、基本的には「全世界株式のインデックス」でいいと私は考えている。理由は、何も考えずに市場全体の長期上昇の恩恵を得られるからだ。
3.1 上昇するとは限らないのでは?
その通りだ。ただ、重要なのは周りに置いていかれないこと。他の人が富んでいるのに自分だけ置いていかれたら困るが、みんなが変化しないなら大した問題ではない。
3.2 コモディティ(金など)やリート(不動産)もあった方がいいのでは?
確かに金などをポートフォリオに数%いれておけばリスクは下がる。とはいえ、資産規模が小さいのなら誤差だ。1億円以下であれば、所得と比較した時に影響は小さいと考えている。 それよりも、ポートフォリオに様々なものを入れるほど管理が煩雑になり、ニュースが気になってしまう。心の平穏を保つメリットのほうが大きいと考えるなら、入れる必要はない。
4. 目標額を決める

ゴールがなければ計画は立てられない。 自分の現在の生活水準を保つためにいくら必要か?まずは家計簿を数ヶ月付け、人生全体を俯瞰して試算することをすすめる。
5. 必要額を下げる(時間を意識した節約)

自分の満足できる生活水準を維持するためのコストは下げられる可能性がある。要は節約だが、私自身は我慢は嫌いだし、細かな節約に時間を費やすのも無駄だと考えている。
そこで、お金を時間に変換して考えることを提案する。
1つ例として、「投資信託の即売りでポイントを得るプラン」の是非を考えよう。
一部の証券口座ではクレジットカードでの積立が可能だ。変動の小さな投資信託を購入し、数日後に売却してポイントだけを得る手法がある。
かなり有利に見積もり、投資信託の変動0%(リスク0)、ポイント1%、月額上限10万円で計算してみる。 得られるのは年1.2万ポイント。税金はかからないので純粋に12%の利回りとなるが、これはすべきだろうか?
先ほど提案した時間変換をしてみよう。 投資信託を売却するのに2分かかるとして、24分/年。これだけなら時給換算で3万円となる。しかし、より広く考えると私ならこう計算する。
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A)実労働時間:24分
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B)管理の手間(証券口座とクレカを増やし、確定申告の手間が増える):6分
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C)心理的コスト(月初に投資信託の売却をすることを覚えておく):120分
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合計:150分 → 時給換算 4800円
それぞれにどれだけ時間を割り振るか、最終的な時給をどう見るかは個々人による。
ただ、完全放置で終わらず何かしら作業が必要な節約は「労働」と考えるべきだ。
いちいち電気を消したり、水道代を節約するのも同じ。時間はタダではない。 私が妥当だと思う節約は他記事でまとめているので参考にしてほしい。
6. 注意:よく分かっていないなら不動産には手を出すな

不動産で損失を出すことで課税所得を下げ、節税とするスキームがあるが、基本的には推奨しない。理由は以下の3点だ。
① 不動産会社は利益相反者である
- 製薬会社の説明をすべてうのみにするだろうか?
- 不動産会社は不動産を私たちに売ることで利益を出しており、味方ではない。彼らの出してきた試算は甘々の可能性が高く、後になって判明しても投資は自己責任。
- 自分で試算ができないのなら手を出すべきではない。できるのなら自分で物件を探しているはずで、少なくとも向こうから寄ってくる物件を買うことはない。
② リスクが大きすぎる
- 数千万単位の融資を背負っていると、将来開業したい、何かしたいと思ったときに自由が制限される。
- 入居者が付かない、手抜き工事だったことが発覚する、数十年後に建て替え費用が発生するなど、すべてのリスクを本当に把握できているだろうか?
- 仮に本当に節税がうまくいって、年に数万〜数十万円の利益が得られたとして、それは自由やリスクの対価として見合うだろうか?
- その金額は医師であれば寝当直何回分か?本当に見合うのか計算してほしい。
③ 話を聞くだけでもおすすめしない
- 「よく分からないのでやっぱり止めときます」 「理屈では合っているかもしれませんが、やっぱり怖いのでやめときます」 このようなセリフを、その場で普通に言えるだろうか?
- 私はどんな感じなのか興味があり、実際に話を聞いてみたことがある。
- 少なくとも大手の不動産会社の営業マンは非常に優秀だ。そもそも相手が出してくる情報は中立ではないし、論理的に質問しようとしている時点で相手の手の内である。
- 様々な心理学的手法を使って取り囲んでくるような、独特の居心地の悪さを感じた。 気づいたらその気になっていたり、「ここまで来たのだから」と思ってしまう可能性があるため、話自体を聞かないことをすすめる。
7. 具体的な投資先

ここまで踏まえ、必要額は決まっただろうか?
金融機関などの選び方は以前述べたので省略する。
金融機関の選び方など
お金と時間:購入・決済・貯蓄
具体的な投資商品としては
を推奨する。 定番商品であり、あらゆる場所で推奨されているため詳述は避けるが、理由は以下の3点だ。
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信託報酬を下げる方針を示しており、実際に下げている
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三菱UFJ信託銀行が運用しており、規模も大きく破綻リスクがかなり低い
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「全世界」なので特定の国家に依存していない
以上が現時点の、私の投資への考えだ。参考になれば幸いである。